福岡県サッカー協会と共同実証実験を開始、新しい協会運営モデルの構築へ

株式会社グリーンカードは、2020年8月より「高円宮杯JFAU-18サッカーリーグ2020福岡」、「2020年度第24回福岡県サッカー選手権大会(天皇杯予選)」、「審判員資格新規認定講習会(サッカー/フットサル)」において福岡県サッカー協会と共同実証実験として新しい協会モデルシステムの運用を開始します。

弊社はアマチュアスポーツの現場の人手不足、関係者の多忙を解消すると同時に、情報発信力を高め、さらにコロナ禍でも安心して運営できるような協会モデルの構築を目指します。

株式会社グリーンカードと福岡県サッカー協会による実証実験

  • 高円宮杯U-18福岡県大会運営サイトの完全自動化
  • サッカー選手権福岡県大会のLIVE配信
  • 福岡県サッカー協会の審判試験受講システムの完全オンライン化​ 

 

背景

サッカーの試合も練習もできなくなり、大会もなくなり、「スポーツを止めるな」「サッカーを止めるな」という声が日本列島に渦巻いた3か月が終わりました。
ですが、今後も、スポーツの大会運営・実施はウイルスの流行状況に左右されるものとなりました。

密を減らすこと。
しかし、サッカーの普及活動をストップさせないこと。

密を避けるためには現場の人数も極力減らしていく必要がありますが、現場の人数を減らすのは大会運営の負担を増やすのと同義です。

減らしつつ充実させる。このことはサッカー協会の現場のIT化を推し進めることによって可能だと考えました。加えて、アマチュアサッカーに透明性を与え、即時反映を通して選手と保護者、福岡県高校サッカーファンに満足を与えたいという福岡県協会2種委員会の意向によってこの実証実験は実現しました。

観戦者を減らすため、選手権ブロック大会のLIVE配信、密を避けつつサッカー普及の火を消さないための審判試験受講システムの完全オンライン化も併せて行います。

 

高円宮杯U-18福岡県大会公式サイトの完全自動化

高円宮杯JFAU-18サッカーリーグ2020福岡公式サイト
https://fukuoka-fa-u18.com

指導者が現場で簡単に結果速報を入力し、即時サイトに反映させることができます。
試合のライブ配信や結果速報を誰でも無料で閲覧できます。

2種リーグ(高校生の公式リーグ)の全ての結果速報を即時に配信し、LIVE配信をするという試みは全国初となります。

◆メリット

指導者:リーグ出場選手の管理、反則・退場を一括管理
選手:動画で自分たちのプレーを振り返ることができる
大会主催者:チームとのやりとり、大会管理がスムーズに
保護者・ファン:日程や結果を速報で閲覧できる、遠方からでもライブ配信で観戦できる

◆大会概要

大会名:高円宮杯JFAU-18サッカーリーグ2020福岡
主催者:福岡県サッカー協会
メディアパートナー:株式会社グリーンカード
参加チーム数:80チーム
大会開催時期:2020年9~11月(例年5~11月)

 

サッカー選手権福岡県大会のLIVE配信

大会特設サイト
結果速報や会場、参加校など大会情報を公開しています。
https://fukuoka-u18.com/

2次予選以降の試合をグリーンカードYoutubeチャンネルにてライブ配信します。
https://www.youtube.com/channel/UCY_yN8KqxoRFo1XsrLnv8ww

◆配信スケジュール

10月17日(土)~
1次予選を勝ち抜いた24チームと、シードされた8チームの計32チームで試合が行われます。

※天候等により通信環境に影響が出る場合には、試合のLIVE配信を中止し録画動画を後日公開とさせていただきます。予めご了承ください。​

◆大会概要

大会名:令和2年度 第99回全国高校サッカー選手権福岡大会
主催者:福岡県サッカー協会
メディアパートナー:株式会社グリーンカード
参加チーム数:121チーム
大会開催時期:2020年8~10月

 

福岡県サッカー協会の審判試験受講システム

これまでは受講者が試験会場に集まって実施されていた審判認定試験ですが、コロナ禍でも安心して受講できるように完全オンライン化を実現しました。自宅からでも動画オンライン試験でサッカー、フットサルの審判認定試験の受講が可能となります。また受講者を管理するサッカー協会側としても、試験の進み具合や合否の管理をシステム上で簡単に行うことが出来るようになるなど、運営側の負担軽減に繋がっています。

 

関係者コメント

◆山口事務局長コメント

コロナは協会の内外に非常に影響を与えました。元通りにできなくなった活動もあります。その中で我々福岡県サッカー協会は、世の中の進化に適応し、ピンチをチャンスに変えるべく、withコロナの時代に合わせて変革を行っていきたいと思っています。
密を避けながら大会運営をすることと合わせ、現場の負担軽減、透明性と即時性の提供に今回の変革を結び付けていきたいと考えています。
技術は進化しますが、その技術を使って文化を構築していくのは人間です。大事なのはシステムではなく、それを使う人であり、基盤になるのは過去から現在にわたって福岡県のサッカーを作ってきた先人たちの心です。そのうえで我々は、次世代に向けての新しい試みとしてサッカー協会の新しいモデルとなっていきたいと思っています。

◆弊社代表 羽生博樹コメント

福岡県サッカー協会の趣旨に賛同し、共同で実証実験の開始に踏み切ります。
目的は全国における福岡県サッカー界の価値向上、およびスポンサー獲得を通した活動現場の資金不足解決です。それを可能にするために、次のことに注力していきます。
・リーグ戦の結果提出をペーパーレス化による現場の負担軽減
・情報の透明化による選手・保護者の満足度アップ
・試合のエンタメ化によるファンの満足度アップ
全国に先駆けて、まず福岡でムーブメントを興します。2020年はチャレンジの年として真摯に実証実験に取り組んでいきます。

 

今後の展開

1.LIVE配信の展開
大会を通し、臨場感ある試合のLIVE配信により、試合を見に行けない保護者やファンの楽しみになるようなコンテンツを作成します。
高校サッカーファンを増やし、今まであまりサッカーを見たことがない層にも「サッカーは楽しいものだ」と訴求します。

2.ファンとの一体感
応援する人とされる人の一体感を目指し、グッズ販売も展開します。グッズの売り上げは大会運営や現場の負担軽減のため、選手の育成環境向上のために使います。

3.進路選択のサポート
公式サイトには各高校のチーム情報も収納します。高校でサッカーを続けたいと願っている中学生にとって、この夏はコロナのこともあり、練習会の数が去年よりも減ったところも多く、高校を判断する決め手が少ないという声を反映しました。良い進路選択の一助となることを狙います。

4.そして全国へ
現場の負担軽減、資金問題解決を通し、アマチュアサッカー業界の発展につなげます。
全国のサッカー協会運営のモデルとなる事業だと確信しています。