新型コロナ5類引き下げ後のスポーツ選手のセカンドキャリアの課題解決、モデルケースを実証実験へ

2023年5月8日に新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、3年前の日常が戻ってこようとしています。そんななか、3年前よりもかなり苦しくなったスポーツ業界は「スポーツ選手のセカンドキャリアの問題」が一層深刻になってきています。有力な就職先と言われていた「スポーツチーム」が少子化に加え、コロナの影響で減ってきているからです。

スポーツ選手のデュアルキャリアは、一部のプロ以外は実際「スポンサー企業に無理を言って雇用してもらうケース」が大半です。練習で仕事を抜けなければならない時間もあるため、専門的な業種にはつくことができず、レジ打ち、掃除など、次につながらない働き方をしているケースも決して少なくありません。

引退後も、年齢の割にビジネススキルが少ないことから、満足のいくセカンドキャリアを選べない実情があります。本物のセカンドキャリアへの道を選手と同時並行させ、スポーツとチームのことだけ考えて生きていける就業方法はないか。と考え、株式会社グリーンカードは4月から福岡J.アンクラスの選手3名+スタッフ1名、デウソン神戸の選手1名を正規採用します。
実際の業務を通しながら包括的なスポーツビジネスを身につけ、セカンドキャリアで活かしていける人材を育てる試みです。

給与に関しても、一般社員と同様に成果に応じて伸ばします。1年間を検証期間として設け、よりスポーツ界の旗艦となれるような試みが地元福岡から発信されることを狙います。

選手生命は短く、セカンドキャリアで成功する選手はその中の一握りにすぎません。将来のことを心配せず、最後の引退のそのときまで全力でプレーに力を向けるには将来に対する不安があってはならない、という弊社代表、羽生博樹の発案によって始めるプロジェクトです。

4月に入社する選手の動向や成果にぜひご注目下さい。

この件に関して長期的に取材して下さるメディアを広く募集しています。本当の意味でのスポーツ選手のセカンドキャリア実現のために、企業が出来る応援を真剣に考え、増やしていきたいと考えております。